2019/10/16
財務省が法人企業統計調査結果(平成30年度)を公表しました。
統計によると、平成30年度における法人企業(金融業、保険業を除きます)の売上高については、製造業は増収、非製造業は減収となり、経常利益については、製造業は減益、非製造業は増益になりました。
収益の状況
売上高は1,535兆2,114億円で、対前年度増加率(以下「増加率」という)は▲0.6%となります。
業種別にみると、製造業では、業務用機械などで減収となったものの、生産用機械、食料品、化学などで増収となったことから、製造業全体では2.0%の増収となっています。
一方、非製造業では、建設業、不動産業などで増収となったものの、卸売業、小売業、サービス業などで減収となったことから、非製造業全体では▲1.5%となっています。
資本金階層別の増加率をみると、10億円以上の階層は3.7%、1億円〜10億円の階層は3.8%、1,000万円〜1億円の階層は▲6.5%、1,000万円未満の階層は▲3.9%となっています。
(2) 経常利益(金融業、保険業を除きます)
経常利益は83兆9,177億円で、増加率は0.4%となっています。
業種別にみると、製造業では、生産用機械は増益、食料品は横ばいとなったものの、これ以外が減益となったことから、製造業全体では▲3.4%となっています。
一方、非製造業では、卸売業、小売業、不動産業、情報通信業などで減益となったものの、サービス業、建設業などで増益となったことから、非製造業全体では2.4%となっています。
資本金階層別の増加率をみると、10億円以上の階層は4.2%、1億円〜10億円の階層は5.1%、1,000万円〜1億円の階層は▲11.2%、1,000万円未満の階層は2.2%となっています。
◎ なお、詳細につきましては、財務省ホームページ>統計>法人企業統計調査>調査の結果>結果の概要(年次)>「平成30年度」をご覧ください。